ランナー専門パーソナルトレーナー養成講座 クイズ1

ランニング中のヒップエクステンションに最も寄与する筋肉はどれでしょう?

 A. 大臀筋

B. 大腿二頭筋

C. 腸腰筋

ヒップエクステンション(股関節の伸展)は、脚を後方に動かす動作であり、ランニングでは推進力を生み出す重要な役割を果たします。この動作に主に関与する筋肉には、大臀筋やハムストリングス(大腿二頭筋を含む)がありますが、ランニング中の強力なエクステンションにおいては、大臀筋が主導的な役割を果たします。

 

 

 

 

大臀筋

  • 大臀筋は人体で最も大きくて強力な筋肉の一つであり、股関節の伸展や外旋を担います。ランニングでは、地面を蹴る際に大臀筋が収縮し、推進力を生み出します。この動作は特に、スプリントや坂道ランニングなどの高負荷の運動において顕著に作用します。大臀筋がしっかりと働くことで、股関節の安定性が向上し、効率的な走行フォームを維持することができます。

大腿二頭筋

  • 大腿二頭筋(ハムストリングスの一部)は、股関節の伸展に補助的に寄与しますが、主な役割は膝関節の屈曲です。ランニング中では、脚が後方に引き付けられる動作を補助し、地面からの離脱時に活発に働きます。しかし、股関節のエクステンションに関しては、大臀筋ほどの貢献度はありません。

腸腰筋

  • 腸腰筋は主に股関節の屈曲を担当する筋肉です。ランニングにおいては、脚を前方に引き上げる際に重要な役割を果たしますが、股関節を伸展する動作には関与しません。

結論

ランニング中のヒップエクステンションで主要な推進力を生み出すのは、大臀筋です。特にスプリントや坂道などの高負荷運動において、その重要性が増します。